| サイトマップ | | プライバシーポリシー |

お問い合わせはこちら

ファッションブランド、アパレル関係者のための商標登録

アパレル店内の写真

衣服履物帽子などのアパレル関連商品は、私たちの生活に欠かせない物です。
また、私たちが個性を発揮して、毎日をより楽しく、より華やかに過ごすためには、身に着けるアクセサリーや小物類も欠かせない商品であると言えるでしょう。

これらの「ファッション関連アイテム」は流行性や季節性もあり、毎年多くの新商品が製造・販売され、国内外を問わず市場に流通していることはご存じの通りです。

一方、このような商品については、模倣品やニセモノが多く出回っているという事実があります。特に、いわゆる高価で有名な「ブランド品」のニセモノが多く、これらを勝手に販売した者が、商標法違反の罪で逮捕されたというニュースを、しばしば耳にすることもあります。

そこで、こういった悪質な模倣から商品やブランドを守り、需要者の信頼を維持するためにも、商標登録は非常に有効な手段となります。


ファッション関連アイテムの商標登録における5つの留意点

商標登録を受けると、商標権という権利が発生します。
商標権は日本全国に及び、他人が登録した商標と同一・類似の商標を使うことを禁止させることができる非常に強力な権利です

ファッション関連アイテムについて商標登録を受けるにあたっては、特に次のような特徴や留意点があることに注意が必要です。


1.指定商品が複数の区分に分かれる傾向がある

商標登録をするためには、特許庁への申請が必要です。
申請にあたっては、願書(申請書)に、保護を求める商品やサービスを記載します。
この商品やサービスは、実務上、45のグループ(区分)に分類されています。
願書には、この区分と商品・サービスをセットで指定することが必要です。
「区分」の詳細についてはこちら

ファッション関連アイテムには様々なものがあり、その性質や用途、素材によって、複数の区分に分かれることが特徴的です。

たとえば、衣服は第25類かばん類は第18類アクセサリーは第14類・・・、
といったように分類されています。

アクセサリーは特に注意が必要で、同じアイテムでも素材や用途によって別の区分に分類されることがあります。たとえば、「ブローチ」なら、一般的な貴金属製のものや宝飾品は第14類、被服用アクセサリーなら第26類、おもちゃなら第28類に分類されます。

このような特徴がありますので、商標登録を受けたい商品が、どの区分に属するものであるか、申請前にしっかりと確認する必要があります

なお、ファッション関連アイテムについて商標登録が必要と考えられる具体的な区分と商品例を、それぞれ体の部位ごと、区分ごとに以下の一覧にまとめました。
ぜひ、お役立てください。

<体の部位ごとに分類した一覧>
  区分ごとに分類した一覧表は、こちら。

部位 商品 区分

① 頭部

帽子、バンダナ

25類

ピアス、イアリング

14類

髪飾り、ヘアバンド、カチューシャ、シュシュ

26類

ウィッグ、ヘアエクステンション

26類

サングラス、ファッション眼鏡、コンタクトレンズ(カラコン)

9類

サングラス用・眼鏡用ケース

9類

② 首

ネックレス、チョーカー

14類

マフラー、ストール、スカーフ

25類

ネクタイ

25類

ネクタイピン

14類

③ 上半身

衣服(トップスのアウター・インナー)
ex. Tシャツ、ジャケット、スーツ、カーディガン、コート類など

25類

ブローチ(被服用アクセサリー)

26類

ブローチ(貴金属性、宝石)

14類

④ 手・腕

指輪

14類

腕時計

14類

ブレスレット

14類

つけ爪

3類

つけ爪(おもちゃ)

28類

⑤ 下半身

衣服(ボトムスのアウター・インナー)
ex. ズボン、スカート、下着類など

25類

ベルト

25類

タイツ、ストッキング

25類

ガーター、靴下止め

25類

⑥ 脚・足

履物、靴類
ex. スニーカー、革靴、サンダル、パンプス、ハイヒール、ミュールなど

25類

靴下類、ソックス

25類

アンクレット

14類

⑦ その他

かばん類、バッグ
ex. ハンドバッグ、リュックサック、トートバック、スーツケースなど

18類

財布

18類

ウォレットチェーン

14類

キーケース

18類

キーホルダー

14類

名刺入れ、定期券入れ

18類

18類

香水

3類




2.ショップ名(店名)や通販サイト名の保護も検討する

商品ブランドの名称をショップ名としても使う場合や、アイテム名とは別にショップ名も保護したいという場合は、これらについても商標登録をすることができます

一般的に、ショップ名(店名)の商標登録では、上述のような「商品」ではなく、「小売サービス」を指定することになります。具体的には、小売サービスが属する第35類を指定して、願書の「指定役務」には次のような役務を記載します。

<小売サービスの記載例>
 ・被服の小売又は卸売の業務において行われる顧客に対する便益の提供
 ・履物の小売又は卸売の業務において行われる顧客に対する便益の提供
 ・かばん類及び袋物の小売又は卸売の業務において行われる顧客に対する便益の提供
 ・身飾品の小売又は卸売の業務において行なわれる顧客に対する便益の提供
 ・頭飾品の小売又は卸売の業務において行われる顧客に対する便益の提供

なお、インターネット上のオンラインショッピングサイトの名称について商標登録を受けたい場合も同様です。

このような小売サービスを指定した商標登録申請については、審査で複雑なルールが適用されます。まずは専門家である弁理士にご相談されることをお勧めいたします。


3.費用が割高になるケースが多い

さて、商標実務では、商品やサービスは45の区分に分類されるものでした。
そして、願書には保護を受けたい商品・サービスを、区分とともに指定します。
商標登録にかかる費用は、この区分の数により増減するシステムとなっています。
つまり、区分の数が増えれば増えるほど、費用も割高になってしまうのです。

ファッション関連アイテムは、複数の区分に分かれているのが特徴的です。
したがって、広く商品展開をしていると、商標登録にあたっては、どうしても複数の区分を指定する必要がでてくるため、きちんと対処すれば、それなりの費用がかかってしまうことに留意してください。


4.商品のライフサイクルを考慮することも大事

ファッション関連アイテムには流行性や季節性があり、一般的にはライフサイクルが短いと言えます。「商標登録の申請をしたけれど、審査の結果を待っていたらもう商品展開が終わっていた・・・」、ということも十分にあり得る話です。

ですので、継続的に使うメインブランドの名称やシリーズ名については、商標登録の必要性が高いと言える一方で、ワンシーズンのみ使う商品名(ペットネーム)の商標については、本当に登録までもが必要かを検討することが大事です

特に、上述のように、全てのアイテムについて丁寧に登録していたのでは費用が膨大となってしまいますので、商品ライフサイクルの長短や、商標の継続的使用の可能性を考慮し、適切な優先度を付けた上で、これが高い順に申請するのがよいでしょう。

ただし、商標登録をしない場合は、その使用が他人の商標権を侵害してしまうリスクがあります。使用可能性については、事前に必ず商標調査を実施してください。

なお、商標調査にはテクニックや専門知識を要しますので、専門の弁理士に依頼されることをお勧めいたします。
使用商標のリスクチェックについては、こちらからご相談いただくこともできます。


5.コラボ商品の権利処理・権利確認を念入りに

近年、ファッションアイテムと他業種のブランドやキャラクターがコラボレーションした商品が、よく見受けられるようになりました。いわゆる「コラボ商品」と言われているものです。

コラボ商品には、自身の商標に加えて、コラボ相手のブランド名やキャラクター絵柄などを表示するところ、事前に使用を認める契約等がなされることが一般的でしょう。

ここで注意しなければならないのは、その使用許諾契約等が、きちんと相手方の保有する商標権や著作権に基づいてなされているか、ということです
すなわち、相手方のブランド名をコラボ商品に使用する場合、その商品について商標権による手当てが適切になされているかに注意しなければなりません。

理解しやすいように、具体的な事例を挙げてみます。

たとえば、あなたが菓子製造業を営むA社とコラボして、「Astermarks」というブランド名を、あなたの商品である「被服」に使用するとします。A社は、たしかに「菓子」については、「Astermarks」の商標登録を受けており、商標権を有しています。そして、あなたはこの「Astermarks」の商標を使用する許可をA社から得ています。

しかし、実はA社は商品「被服」については商標権を有していませんでした。さらに悪いことに、競合であるB社が、実は「被服」について「Astermarks」の商標権を有していたのです。

この場合、あなたがいくらA社から使用許可を得ていても、商標法の観点から見れば、あなたの使用行為はB社の商標権を侵害するものであり、クレームや使用差止めの対象となってしまうのです。

これは架空の話ですが、似たような事例は、現実にも意外と多く見受けられます。
このような契約等の際には、ライセンス分野に詳しい弁護士や弁理士に相談するようにして、権利処理や権利確認を念入りに行なうよう、注意してください。


おわりに・・・

以上のように、ファッション関連アイテムは、他の商品やサービスと比べると、商標登録の重要度と必要性が比較的高いということができます。

一方で、これらのアイテムの全てについて登録を受けようとすれば費用が膨らむ傾向にあるといった点や、一般的には商品のライフサイクルが短いといった点があることも特徴的で、これらの観点も含めた商標戦略が必要となる難しい分野でもあります。

ぜひとも、しっかりとした戦略を立て、商標登録によって、あなたの大切なブランドと信頼を末永く守っていただければと思います。

なお、当事務所でも商標登録の申請代行を承っております。
Eメールがご利用できる環境があれば、全国対応が可能です。

専門家に依頼することで、審査にパスできる可能性を高める申請書の作成や、商標を登録・使用する際の適確なアドバイスにご期待いただけます。
もちろん、貴社の時間や労力の節減にもつながります。

当事務所の特徴
  当事務所の特徴の詳細はこちら

商標登録のご相談、ご依頼方法の確認などは、下記「かんたん問い合わせ」フォームより承っております。また、商標登録費用のお見積りについては、「お見積り依頼」フォームよりお問い合わせ願います。いずれも、初回のご回答は無料です
  ご依頼までの流れ

当事務所は、ファッション関係の商標登録を応援しています。遠慮なく、どうぞお気軽にご連絡くださいませ。

かんたんお問い合わせ

お見積もり依頼