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商標実務担当者の方へ

商標実務担当者の方へ

本ページをご覧の皆様の多くは、このような方ではないかと思います。
どちらの方も、「特許事務所についてもっと知りたい」とお考えではないでしょうか。

そこで、本ページでは、特許事務所をお選びになる際に、ご留意・ご参考いただくと良いと思われる点を、当事務所の代表弁理士である永露がご紹介いたします

商標登録が初めての方は、「商標登録がはじめての方へ」もぜひご参照ください。


1.依頼する特許事務所をお探しの方へ

間違った事務所選びをしないために

商標を含む知的財産に関する手続等は、貴社ご自身でもできなくはありません。
しかし、専門性が高いことから、大切な知的財産を適切に保護・活用をするためには、専門家である弁理士に依頼するのが確実です

一方で、日本には数多くの特許事務所が存在しています。
近年は業界内の競争も激しく、インターネット上では、「格安料金」や「返金保証」をうたった宣伝広告も散見されます。
正直、「どの特許事務所に依頼すべきか困っている」という方も少なくないでしょう。

そこで、ここでは、皆様が特に商標案件を依頼する特許事務所をお選びになる際に、ご参考いただくと良いと思われる点をご紹介いたします。

なお、「はじめての特許事務所Q&A」も、ぜひご参照ください。


(1)弁理士・特許事務所の専門分野について

専門家のイラスト

まず知っていただきたいのは、一般的に弁理士には専門分野があるということです。
お医者さんをイメージしていただくと、わかりやすいかもしれません。

つまり、同じ弁理士でも、特許を専門とする弁理士、意匠を専門とする弁理士、商標を専門とする弁理士などが存在しています。特許を専門とする弁理士の場合は、さらに機械・電気・化学・情報処理などの細かい専門分野に分けられるでしょう。複数の分野を専門とする弁理士や、すべての分野で対応が可能な優秀な弁理士も中にはいますが、一般的には、どの弁理士にも最も得意とする分野があるはずです。

ですので、当然ですが、特許弁理士に商標案件を依頼するよりは、商標弁理士に依頼した方が高い専門性に期待ができるでしょう。逆に、商標弁理士に特許案件を依頼するよりは、特許弁理士に依頼した方が確実となります。

特許事務所も、所属する弁理士の専門性によって、独自の強みやカラーがあることが少なくありません。したがって、特許事務所をお選びになる際は、その事務所や弁理士の専門性・強みを、まずは把握されるのがよろしいかと思います。

商標案件をご依頼の場合は、商標専門の弁理士がいる特許事務所や、商標専門の特許事務所を候補とされることをお勧めいたします。


(2)事務所の形態・規模について

オフィスのイラスト

企業と同じように、特許事務所にもさまざまな形態のもの、規模のものがあります。

たとえば、各専門分野の弁理士が多く在籍して協働する大規模事務所、複数の弁理士とスタッフで運営する中・小規模事務所、弁理士がひとりで運営する個人事務所などに分類することができるでしょう。

イメージからすると大規模事務所が良さそうに思われるかもしれません。
しかし、実際には、いずれも一長一短があると言えます。
たとえば、大量の仕事を依頼するのであれば、個人事務所よりは大規模事務所が適しているでしょう。一方、より依頼人に寄り添ったサービス提供ができるという意味では、大規模事務所よりは個人事務所が適しているかもしれません。

皆様がどのようなニーズを重視したサービスをお求めなのかをよくお考えになって、それに適した形態・規模の特許事務所をお選びになると良いでしょう。


(3)料金について

格安料金のイラスト

ここでは、商標登録を例としてお話しいたします。

商標登録をするには費用がかかります。
特許庁に料金を支払うのは、主に2つの場面があります。
それは、① 登録申請をする時② 審査にパスして正式登録となる時、です。

①では最低12,000円、②では最低17,200円(※登録料5年分の場合)が必要となります。特許事務所に依頼する場合には、一般的に、これらにサービス手数料や成功報酬などが加算されます

特許事務所に依頼しない場合でも、商標登録をするためには、最低29,200円の費用がかかるという点に、まずはご留意ください。

なぜこのようなお話をするかというと、近年、インターネット上で格安料金をうたった特許事務所の宣伝広告が散見され、その中には、あたかも上記金額以下で商標登録が可能と誤認しかねないようなものが含まれていることがあるからです。

格安料金であることは、依頼人にとってはメリットが大きいのは間違いありません。
しかし、上述の例もありますので、商標登録の依頼をご検討の際には必ずトータル料金のお見積りをとって、確実に不明点を解消するよう気を付けてください

私は見たことはありませんが、上記の①の時点では格安だったけれども、②の時点が割高で、トータルするとちっとも安くないという料金体系を採用している特許事務所もあると聞いたことがあります。もし、これが事実であれば、トータル料金のお見積もりをとることは、ますます重要と言えそうです。

最近では、他業界で格安業者が破たんするニュースもよく見かけます。
料金だけでなく、品質や継続性の観点からも、依頼前にはしっかりとチェックすることが必要かもしれません。


(4)返金保証について

返金保証のイラスト

近年、商標登録に「返金保証」を付ける特許事務所を見かけるようになりました
登録できなかったら返金します」といったものが主で、どの程度の金額が返金されるのかは、事務所によっていろいろあるようです。

業界全体としては、「返金保証」を付ける特許事務所は少数派だとは思われますが、インターネット上では多くの宣伝広告を見かけるためか、「返金保証」が一般的であると誤解されている方も少なくないかもしれません。

弁理士業は、モノである商品を売るわけではなく、ヒトの労力や時間に対する報酬をいただくものですから、私個人としては「返金保証」というものに違和感を覚えます
また、「返金保証」は、人間心理としても、特許事務所側に「登録できる可能性が微妙なものは受任しない」という体質ができてしまうのではないかという懸念もあります。
ですので、当事務所では例外なく採用しておりません

ただ、依頼人にとってはメリットが大きく、資力のある特許事務所でしかできない強みとも言えますので、実際には「ウリ」の一つとして機能しているのが現実です。

そこで、ひとつご留意いただきたいのが、「商標登録ができなかった場合には、返金される金額以上の問題が生じる可能性がある」という点です。

たとえば、「先行登録商標に似ている」という理由で登録拒絶となった場合です。
この場合、その商標を実際に使えば、形式的には商標権の侵害となってしまいます。
よって、もし、すでに商標を使い始めていれば、直ちに使用を中止して、商品パッケージ・看板・商品カタログ・ウェブサイト広告などを作り変えなければならない可能性があります。

これを担当の弁理士が教えてくれれば良いですが、知らないままで使い続けた結果、裁判を提起されたり、損害賠償を求められるといったことも十分あり得るのです。

そうなると、商標登録にかけたお金は「返金保証」で戻ってくるかもしれませんが、商標の変更に必要な費用や、裁判対応費用は自分で負担しなければなりません

「返金保証」があるからといって、安易に商標登録申請を依頼するのではなく、事前に登録可能性や使用可能性をしっかりと確認した上で商標を決定するというプロセスを忘れないようにしてください。


(5)実績の表示等について

実績のイラスト

依頼人の立場からは、実績がわかれば、特許事務所の選別がしやすいでしょう
こういった実績を、ウェブサイトに掲載する特許事務所も少なくありません。

ただ、このような実績をあえて掲載していない特許事務所も少なくはありません。
この点には、十分に気を付ける必要があります。

その理由としては、日本弁理士会の会則で、「禁止される広告の典型例」として以下が挙げられていることが考えられます。

 ②登録率・勝訴率等について
 ③顧問先又は依頼人を表示した広告(依頼人名の広告)
 ④受任中の事件又は過去に取扱い若しくは関与した事件を表示した広告
 (取り扱い事件の表示) ※①、⑤、⑥は略

これらをウェブサイト等に掲載することは、違反広告となる可能性があるのです。

もちろん、これらの表示がすべてのケースで認められないわけではありません。
客観的な根拠や、依頼人の同意があれば許される場合もあります。

しかし、特許事務所を経営する弁理士の心理としては、会則違反になるリスクがある中で、あえて掲載しないという方針を取る者も少なくないと思われます。実際に、有名大企業の案件や有名事件を取り扱っている大手特許事務所ほど、このような情報は掲載していないように感じます。

「弁理士業の品位を重んじて」という理由もあるのかもしれませんが、そもそも強みのある事務所や依頼人に信用されている事務所は、いちいち実績など載せる必要がないのかもしれません。

個人的に、②の商標登録の登録率については、いかなる場合も掲載すべきではないと考えます。なぜなら、登録率はその気になれば操作できるからです。「登録ができなそうな事件は受任しない」方針とすれば、登録率100%など難しくはありません。

目を見張る実績が広告されている特許事務所は、一見すばらしく感じます。
しかし、このような実情があることも、ご留意いただくのがよろしいでしょう。




2.現在の特許事務所に疑問・不満がある方へ

依頼先の事務所が良いのか悪いのかわからない

一部の大企業を除き、複数の特許事務所に依頼経験のある企業や個人の方は多くはないと思います。依頼先である一つの特許事務所しか知らない場合、はたして適切に対応してくれているのか、丁寧に案件を取り扱ってくれているのか、弁理士のレベルは高いのか等といった不安や心配が生じるのは自然なことです。

そこで、弊所弁理士が「よく聞く5つのお困りごと」をご紹介いたします

以下の事項をご参考いただき、あまり多くに当てはまるような場合は、依頼する特許事務所の変更をご検討いただいてもよろしいかもしれません。

~よく聞く5つのお困りごと~

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当事務所について

商標業務を専門とする個人事務所

当事務所は、商標専門の特許事務所です。
商標専門の弁理士が、みなさまの商標登録などを丁寧にサポートさせていただきます。
個人事務所ですので、担当が変わることもありません。
Eメールがご利用できる環境があれば、全国対応が可能です。

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よくあるご質問(FAQ)」も、ご参考ください。

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